足つぼまめ知識
足つぼまめ知識もくじ
そもそも足つぼとは?
足には身体の各器官、部位とつながる反射区(ツボ)が
たくさん分不しています。この反射区を刺激することで、対応
する器官の働きを高めていくという健康法です。
また足に溜まった老廃物を揉みほぐしていくので、血液の循環
が良くなります。足の血行が良くなると、身体全体の血液の
流れを円滑にすることができるのです。
足ツボマッサージは「リフレクソロジー」、「足裏反射区療法」とも呼ばれ、
手軽な健康法として世界中の人に利用されています。
足ツボマッサージって痛い?なぜ痛いの?
受ける人の体調や痛みへの強さの個人差などもありますが、
痛いと感じる箇所はなんらかの問題があると考えられています。
なぜなら痛いと感じる箇所には乳酸や尿酸などの老廃物が固まっています。
そのコリをほぐす時に痛みを感じるのです。
足ツボマッサージの歴史
足ツボマッサージの発祥は約5,000年前に遡ると言われています。
最古の記録はエジプトで保存されている紀元前2330年頃の古墳壁画です。
壁画には手足の反射区(ツボ)を押す古代人の姿が描かれています。
日本、奈良の薬師寺には1,000年以上前のものと思われる「仏足跡」が
残されています。ブッタの足に五臓六腑を表す文様が描かれています。
また中国医学の原点「黄帝内経」には足裏の状態から病気を診断し、
治療する「観し法」の記述があります。三国志にも登場する中国の伝説の名医、
華佗(かだ)が観し法を更に整理し、後に唐の時代に日本に伝わり「足心道」になりました。
「観し法」は西洋にも伝わり、ヨーロッパでは1580年代には主に婦人科の治療に広く使われたようです。
1913年にはアメリカのフィッツジェラルド博士が「ゾーンセラピー(反射区域療法)」を発表し、
西洋医学的な見地から研究が進んだことで世界中に広がっていきました。
古代人の知恵が現代医学と結びつき、今のリフレクソロジーになったと言えます。
古代人の知恵が脈々と受け継がれてきたことになります。
注意事項
倦怠感、だるさ
:足に溜まった老廃物をほぐすこと
で血行が良くなると、細胞が活性化し働き出すのでだるく
なったり眠くなったりすることがあります。
尿の回数が増える、色が濃くなる
:老廃物が排泄されるので、トイレに行く回数が増えたり、
尿の色が濃くなったりすることがあります。
くるぶしがはれる
:ほぐされた老廃物は静脈やリンパ管を通り、体外に排出するために
動き出します。足から上に向かって流れていくと最初の急カーブ(関節)
が足首。この急カーブを老廃物が一度に通ろうとするため、
足首がはれることがあります。特にリンパの流れが悪い方に
みられる反応です。
内出血、青筋がたつ
多量の老廃物が静脈を流れるために出る反応です。
時間がたつと自然に消えます。